ケアマネジャー(介護支援専門員)
ケアマネジャー(介護支援専門員)とは、介護保険制度においてケアマネジメントを実施する公的資格です。
正式名称は「介護支援専門員」といって、2000年(平成12年4月)に「介護保険制度」が導入された際に誕生した資格です。
介護支援を必要な人が、介護保険サービスを利用して自立した生活を送るためになくてはならない存在です。
ケアマネジャーとは、要介護者と「介護保険制度」を結びつける大切な役割
要介護を必要とする利用者の方と、「介護保険制度」を結びつける大切な役割を担っています。
国家資格ではなく認定資格ですが、介護福祉士(国家資格)の上級資格となります。
ケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業者との調整を行い、介護サービスを必要とする方が介護保険制度を利用して自立した生活を送れるようにサポートします。
ケアマネジャーになるには?
ケアマネジャーになるには、各都道府県が管轄・実地する「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格後、実務研修を修了し、各都道府県の介護支援専門員名簿に登録を行い、介護支援専門員証の交付を受けることが必要です。
平成30年度 介護支援専門員実務研修受講試験
試験概要
試験日:平成30年10月14日(日)
合格発表日:平成30年12月4日(火曜日)
試験実施方法
出題方法:出題は五肢複択方式。解答はマークシート方式
試験時間:午前10時00分から12時00分まで(120分)
出題数:60問(介護支援分野25問、保健医療福祉サービス分野35問)
※詳しくは各都道府県の実施案内のホームページでご確認ください。
ケアマネ試験は難しい?
合格率はここ数年20%台前後と、5人に1人合格の狭き門です。実務経験をこなしながら、独学で勉強して合格するのは大変なことです。
受験対策講座を受講して効率的に学習することが一発合格への近道です。
試験が終わったら…
で、確認しましょう!
ケアマネジャーの主な仕事内容は?
- 相談支援
- ケアプランの作成
- 要介護認定の申請代行
- サービス担当者会議の運営
- モニタリング(経過観察)
- 介護保険の給付管理
- 介護サービス事業者、病院などとの連絡調整
仕事内容は、介護保険法に基づき、要介護者や要支援者、その家族などからの相談(相談支援)に応じて、適切な介護サービスを提供するためのケアプランの作成、サービス事業者などとの連絡調整、介護保険料の給付管理など多岐にわたります。
「介護が必要な人のために、どういった介護サービスを提供したらいいか」といったケアプランの立案など、ケアマネしかできない仕事も多く、責任感がモチベーションややりがいに繋がります。
ケアマネジャーの種類
①居宅介護支援事業所のケアマネジャー
- 事務所(居宅介護支援事業所)から利用者の自宅に訪問
- 居宅介護支援事業所のケアマネージャー1人が担当する利用者は35人以下と法令で定められています。
②施設ケアマネジャー
- 決まった施設に勤務して、その施設利用者のケアプランを策定します。
- 施設ケアマネジャーは100件(介護保険施設100人の利用者に対し最低1人の配置義務付け)
ケアマネの活躍できる場所
指定居宅介護支援事業所
地域包括センター
市町村
- 保健福祉センター
- 保健センター など
介護保険施設
- 介護老人福祉施設
- 介護老人保健施設
- 介護療養型医療施設
その他
- 有料老人ホーム
- グループホーム
- ケアハウス
- 社会福祉協議会 など
ケアマネジャー Q&A
Q ケアマネジャーにはどうしたらなれますか?
A 「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格後、実地研修を修了することが必要です。
詳しくは、ケアマネジャー(介護支援専門員)になるには?を参照してください。
Q 試験を受けるには受験資格がありますか?
A 保険・福祉・医療分野の国家資格(法定資格)+実務経験5年、もしくは相談援助業務+実務経験5年以上が必須です。
詳しくは、ケアマネジャー(介護支援専門員)の受験資格を参照してください。
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