管理人の奥さんが介護福祉士を取得してサービス提供責任者になって半年以上が過ぎました。仕事内容も落ち着いてきたので、1週間の仕事内容をまとめてました。
介護福祉士からサービス提供責任者になるまでは、別記事の「50歳から転職して介護福祉士になった話」をご覧ください。
サービス提供責任者の1週間のスケジュール
月曜日
訪問介護記録のチェック
午前中は、訪問サービスをした担当職員が書いた訪問介護記録を、書き忘れがないか予定表と照らし合わせながらチェックします。
利用者さんのハンコがあるかどうか、日時、時間、コメントなどの書き忘れ、訪問介護計画とあっているかを確認します。
訪問介護記録は5年間は保管する義務があります。5年以上たったものは廃棄処分するために整理します。
担当者会議
午後からは、利用者さんの自宅で担当者会議に出席。
介護サービスの見直しがあったため、事業所に戻ってから訪問介護計画を練り直し作成します。
火曜日
訪問介護計画書の作成
新しい利用者さんから訪問依頼があったので、ケアマネジャー(介護支援専門員)から送られてきたケアプラン(居宅サービス計画)に基づいて自分の事業所の訪問介護計画書を作成します。
計画1表では長期目標・短期目標をケアマネジャーのプランに基づいて作成。
計画2表では、利用者さんの介護度(要支援なのか、要介護なのか)を考慮しながら行う介護サービスの決定・時間割をして、パソコンで入力、シフト別に担当者を振り分けます。
この作業がサービス提供責任者として、最も大切な仕事であり、時間もかかり大変な作業です。
利用者さんにとって最適な介護サービスを提供することと、担当者を効率よく配置することが事業所の運営をスムーズに行う上で欠かせないからです。
居宅サービス計画書は1ヶ月ごとに見直し、提供したサービスに問題がなければそのまま、担当者会議などで変更点があれば計画書を作り替えます。
水曜日
通院介助
午前中は病院の付き添い・通院介助
生活援助
午後は訪問にて生活援助
曜日によって担当職員のシフトが組めない日があるので、現場に入ります。
木曜日
サービス提供実績報告書の作成
午前中は訪問介護記録とパソコンに入力してある訪問介護計画と照らし合わせて実績を入力します。
キャンセルなどがあれば修正します。
カンファレンス
午後は、退院して自宅で訪問サービスを受ける予定の利用者さんの、カンファレンスが病院で行なわれました。
金曜日
新規利用者さんの応対
新規の利用者さんの自宅にケアマネジャーと訪問。
利用者さんとその家族が望む介護サービスを提供できるように打ち合わせをします。
デイサービス
午後からの担当ヘルパーが急にシフトに入れなくなったので代わりに入ることになりました。
土曜日
基本的に休日ですが、担当ヘルパーが急にシフトに入れなくなった場合には代わりに入ります。
日曜日
基本的に休日ですが、担当ヘルパーが急にシフトに入れなくなった場合には代わりに入ります。
補足
ここで記載した一週間のスケジュールはあくまでも一例です。事業者の規模や人員によって、仕事内容は変わります。とにかく多岐にわたる仕事内容を受け持っているのがサービス提供責任者です。
サービス提供責任者 Q&A
サービス提供責任者になるには資格が必要ですか?
はい、介護福祉士、看護師、准看護師、保健師のいずれかの資格が必要です。
※2019年度から、介護初任者研修及び旧ヘルパー2級の修了者の資格要件が完全廃止されました。サービス提供責任者とは、どんな仕事をするのですか?
訪問介護サービス施設に所属し、ケアマネジャー(介護支援専門員)やヘルパー(訪問介護職員)、サービス利用者やその家族とのパイプ役となり、適切な介護サービスが円滑に提供されるように調整する役割を担います。
サービス提供責任者の仕事内容と任用要件については、別記事の「サービス提供責任者の仕事内容と必要な資格要件」をご覧ください。