介護福祉士登録証

介護福祉士

介護福祉士とは、介護福祉士の資格を取得するために必要な受験資格を満たした者が、介護福祉士国家試験に合格し登録することによって、資格を取得することができる国家資格です。

もしくは、厚生労働大臣が指定した養成施設を卒業することによっても資格を取得することができます。
※2022年度以降につきましては、介護福祉士養成施設を卒業した場合でも、国家試験に合格しなければ介護福祉士資格を取得できなくなります。

資格を取得した者は、「介護福祉士」の名称を用いて、介護施設や介護事業所で働くことができます。介護職員・ヘルパー・ケアワーカーなど一般的に介護の仕事をする人たちを指す名称の人は、介護福祉士の名称を使用することはできません。

ここでは、介護福祉士のおもな仕事内容や役割、働く職場などについてご紹介します。

介護福祉士登録者数 1,694,380 人(令和2年2月末現在)

国家資格である介護福祉士は、介護の仕事をする上で重要な資格になります。資格を取得するには、実務経験3年以上+実務者研修修了の受験資格があり大変ですが、必ずキャリアアップにつながります。

介護福祉士のおもな仕事は?

介護福祉士は、介護のプロであることを証明する国家資格です。

その専門的知識や技術、実務経験を持って介護が必要なお年寄りや身体の不自由な方に適切な介護サービスを提供するお仕事です。

また、要介護者及び、その家族などの周囲の介護者に対して、介護に関する相談に乗ったり、指導、アドバイスをする役割もあります。

介護福祉士になるには

1.身体介護

食事の補助・入浴の補助・排泄の補助、衣服の着脱、衛生管理(洗顔や歯磨き)などを行います。また、ベッドから車いすへの移乗、車いすでの移動補助・歩行の補助などもあります。

日常生活に必要な身体動作が十分行えない利用者の方がしてほしいことは人それぞれです。利用者の方が望むことを考えながら補助し助けることが大切です。

2.生活のサポート

介護福祉士の仕事-入浴

調理や食事の準備、部屋の清掃、整理整頓、洗濯や買い物など、日々の生活に必要な家事や身の回りのお世話をします。特に在宅介護、訪問介護の場合は重要な仕事になります。

掃除や整理整頓の仕方、料理の方法など、その家によってやり方がそれぞれあるように、利用者の方によって求めるやり方が変わってきます。

利用者本人、そのご家族を含めたニーズをよく理解し、自分のやり方ではなく、利用者の方とご家族に配慮した援助をすることが必要です。

3.心のサポート

利用者の話し相手になったり、食事や買い物などに一緒に外出して、利用者の心に安らぎや楽しみを与えることも介護福祉士には求められます。

比較的孤立しがちな利用者に、家族や近隣の人たち、介護施設の住人との交流を促すなど、より良い関係が築けるように支援する役割もあります。

また、地域のサークル活動や社会活動の情報提供などをすることによって、社会に触れ合う機会を創出することも大切です。

ただし利用者の求めることは、人それぞれ違うので、利用者が求めていることを理解してサポートすることが重要です。

4.相談・アドバイス、指導

介護を受ける利用者には、生活、身体、介護に関しての不安や相談に対してアドバイスを行います。その家族の方や介護者にも、介護の方針などについて相談に乗ったり、アドバイスを行います。

また、介護食の調理方法や食事の際の注意点、どんな杖が安全なのか、どんな福祉用具があるのかなどや介護用具を使う際の指導、自宅で介護をする場合の日常的に必要な注意点の助言なども重要です。

5.職場のマネージメント

サービス提供責任者になれば、介護現場で働くヘルパーさんに指導や助言をしたり、職場のチームマネージメントをすることもあります。

サービス提供責任者として、職場のメンバーのスケジュール管理、タスク管理、実際に介護を行う仲間への指導や自分の持つ介護の専門知識や技術を伝えることなどがあります。

サービス提供責任者とは

介護福祉士の働く職場

介護福祉士が働く職場は、さまざまな福祉の現場です。

施設勤務では、お年寄りや体の不自由な方のための社会福祉施設や有料老人ホーム。
在宅勤務では、利用者の自宅で介護サービスをする訪問介護など。

  • 介護施設、介護療養型医療施設。
  • 特別養護老人ホーム、老人保険施設、グループホーム、デイサービス、通所介護施設など…。
  • 利用者の自宅での訪問介護。

介護福祉士の資格を持ってない介護職の仕事は?

介護福祉士の資格を保有していない場合は、食事の準備や掃除など比較的簡単な仕事内容が主になります。入浴や排泄の補助、メンタルケアなど専門的な仕事は一部に制限があります。

同様の資格として、介護を必要としている方のお宅に伺い、身体介護や生活をサポートするサービスを提供する「訪問介護員(ホームヘルパー2級)」がありますが、ホームヘルパーが公的認定資格であるのに対して、介護福祉士は国家資格となります。

ホームヘルパー2級の資格は、2012年度末で廃止されることが決定し、2013年度からは、介護職員初任者研修という新しい資格がスタートしました。

全国の介護職員初任者研修の実施施設一覧

介護福祉士登録証
50歳から転職して介護福祉士になった話

保険外交員だった妻(以下、彼女)が50歳から転職して、宅食のアルバイトをしながら掛け持ちで介護施設で働き、4年近くかけて介護福祉士の資格を取得しました。 現在は訪問介護事業所で正社員となりサービス提供 ...

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介護福祉士登録証

介護福祉士 Q&A

介護福祉士になるには、どうしたらなれますか?


介護福祉士国家試験に合格すると介護福祉士養成施設を卒業するの2つの方法があります。 ※平成34年度以降につきましては、介護福祉士養成施設を卒業した場合でも、国家試験に合格しなければ介護福祉士資格を取得できなくなります。

詳しくは、介護福祉士になるにはを参照してください。

介護福祉士国家試験はいつ行われますか?また、受験申し込みはどのようにしたらいいですか?


毎年1月の最終日曜日に筆記試験、3月の第1日曜日に実技試験が行われています。申し込みは、社会福祉振興・試験センターに、『受験の手引』を請求します。

詳しくは、介護福祉士国家試験の受験申し込み方法を参照してください。

介護福祉士国家試験は誰でも受験できますか?


いいえ、できません。 3年以上の実務経験と実務者研修を修了する必要があります。

詳しくは介護福祉士国家試験の受験資格を参照してください。

受験資格となる実務経験はどのくらい必要ですか?


受験資格の対象となる施設(事業)及び職種での「従業期間」が、3年以上(1,095日以上)かつ、「従事日数」が、540日以上必要です。


受験申し込み時に実務経験を満たすことができないのですが、受験できますか?


受験申し込み時に実務経験を満たしていなくても、試験実施年度の3月31日までに従業期間・従事日数が通算で満たせれば「実務経験見込み」として受験できます。


パート、アルバイトでも実務経験になりますか?


対象となる「職種」で雇用されていれば、非常勤(パート、アルバイト)でも対象になります。