「実務者研修」の受講費用は受講するスクールや保有資格によって異なります。また、受講期間や受講スタイルも各スクールごとに異なります。
誰でもできるだけ安く費用を抑えたいのが本音ですよね!
しかし、費用だけで選ぶと通うことができなくなったり、途中で挫折したりすることもあります。立地や特徴を総合的に判断して選ぶことが大切です。
ここでは、実務者研修のスクール(講座)を選ぶ時のポイントをご紹介します。
実務者研修のスクール(講座)選びのポイント
実務者研修の学校を選ぶ時に最初に考えるのは受講費用だと思います。出来るだけ安い方がいいに決まってますよね!
でも、ちょと待ってください!
受講費用だけで決めると途中で挫折することにつながるかも…
通いやすさを最優先に考える
一番に考えたいのは通いやすさ
受講費用が安くても、通うのに遠かったり、授業の時間が合わなかったりすると足が遠のく原因になります。
実務者研修では通信講座でも、スクーリング(通学による介護過程IIIと医療的ケアの演習)があります。開講日、授業の時間帯(午前、午後、夜間、全日)、土日開講の有無などを確認しましょう。
振替受講ができるスクール
振替受講が可能かどうかも重要なポイントです。
スクーリング期間は2日〜9日間と短期間ですが、働きながらの受講では何があるかわかりません。急な用事や体調不良などで授業にいけない時に振替受講が可能なスクールならば安心して受講できます。
スクールによって、無料振替、有料振替、振替の回数制限など、違いがありますので確認しましょう。
授業内容の違いはあるの?
授業の内容はカリキュラムに沿って行われるので、どこの講座でも変りはありません。都道府県からの認定を受けた養成機関であれば問題なく修了できます。
教材や授業の進め方、受講期間中のフォロー体制、設備の違いなどは各講座によって特徴があります。
受講期限の長いスクールを選ぶ
実務者研修の受講期限がスクールごとに決められています。
通常、実務者研修は2ヶ月〜6ヶ月(保有資格による)で修了しますが、体調を崩して受講ができないなど…スムーズに受講ができなくなることもあります。
このような時に受講期限の長いスクールを選んでおけば、体調が回復してから受講を再開できます。
せっかく受講したのに途中で諦めざるようなことがないように、できるだけ受講期限の長いスクールを選ぶことも考えましょう。
資格取得支援制度のあるスクール
大手の介護施設運営会社が運営している介護資格スクールもあります。修了後に採用されれば資格取得費用が無料や一部返還になる資格取得支援制度があるスクールもあります。
講座修了後のサポート
講座修了後に、就業サポートや職場見学を実施しているスクールもあります。実務者研修取得後の働き方、転職を考えている方にとってはぜひ利用したいサービスです。
実務者研修スクールの選び方まとめ
実務者研修の受講スクールを選ぶときには、費用だけでなく通学のしやすさ、授業の時間帯、振替授業の融通性、土日開講など、総合的に考慮して決めることが重要です。
費用が安いからといって、「授業が適当ではないか?」「修了しても資格をもらえないんじゃないか?」などの心配はいりません。
実務者研修の講座を開講できるのは、各都道府県が認定したスクールなので大丈夫です。
他の人には不便な立地でも自分にとっては通いやすい立地だったり、あまり融通が効かなくても時間割に合わせて通うことができるような環境であれば、費用の安いスクールを選んでも問題はありません。
どちらにしても途中で挫折しないように、無理なく通うことができるスクールが一番です。
実務者研修は、地方厚生(支)局長の指定を受けた実務者養成施設などで実施されます。