ケアマネジャー

ケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)は難しい?合格率・合格基準点は?

ケアプランを作成する介護支援専門員(ケアマネジャー)

2022年度(第25回・令和4年度)のケアマネ試験(介護支援専門員実務研修受講試験)が10月9日(日曜日)に行われました。

ここでは、ケアマネジャー試験の合格率の推移、都道府県別の合格者数、職種別合格者数、合格基準点などについてご紹介します。

第25回 介護支援専門員実務研修受講試験の合格率

令和4年10月9日(日曜日)に行われた第25回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況です。

受験者数は54,406人となり昨年度(54,290人)から116人の微増、3年連続で増加しています合格者数は10,328人となり、昨年度(12,662人)より2,334人減少しました。

合格率は、昨年度(23.3%)より4.3ポイント低い19.0%になりました。

※厚生労働省より公式発表(12月26日)された第25回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況に基づいて更新しました。

第25回の実施状況

  • 受験者数 54,406人
  • 合格者数 10,328 人
  • 合格率  19.0 %

第25回(令和4年度)介護支援専門員実務研修受講試験の合格基準点

令和4年10月9日(日)試験の合格基準

令和4年度10月9日(日曜日)に行われた第25回介護支援専門員実務研修受講試験の合格ラインになる基準点です。

「介護支援分野」、「保健医療福祉サービス分野」の両方で基準点を上回る必要があります。

  1. 「介護支援分野」で総得点25点に対し、得点18点以上
  2. 「保健医療福祉サービス分野」で総得点35点に対し、得点26点以上

※全60問 1問1点です。
※毎年各分野ごとに正答率70%を基準として、その年の問題の難易度によって補正されます。

昨年度より5点高い合格基準点になりました。

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実地回介護支援分野保健医療福祉
サービス分野
合格率
第25回 令和4年度
(2022年10月9日)
18点26点19.0%
第24回 令和3年度
(2021年10月10日)
14点25点23.3%
第23回 令和2年度
(2020年10月11日)
13点22点17.7%
第22回 令和元年度
(2020年3月8日)※再試験
16点25点19.5%
第22回 令和元年度
(2019年10月13日)
15点24点18.5%
第21回 平成30年度
(2018年10月14日)
13点22点10.1%
第20回 平成29年度
(2017年10月8日)
15点23点21.5%
第19回 平成28年度
(2016年10月2日)
13点22点13.1 %
第18回 平成27年度
(2015年10月11日)
13点25点15.6 %
第17回 平成26年度
(2014年10月26日)
14点25点19.2 %
第16回 平成25年度
(2013年10月13日)
15点26点15.5 %
第15回 平成24年度
(2012年10月28日)
15点22点19.0 %

第25回(令和4年度)介護支援専門員実務研修受講試験の都道府県別受験者数・合格者数・合格率

令和4年度10月9日(日曜日)に実施された第25回介護支援専門員実務研修受講試験の都道府県別の受験者数・合格者数・合格率です。

都道府県別の合格者数は、1位が東京都の937人、2位が大阪府の706人、3位が神奈川県の691人となりました。もっとも少なかったのは山梨県の52人となりました。

合格率の1位は愛知県の23.6%、2位が埼玉県の23.0%、3位が東京都と神奈川県の22.4%と高水準の合格率となりました。もっとも少い合格率は青森県の11.1%となっています。

都道府県名受験者数合格者数合格率
1 北海道2,834人511人18.0%
2 青森県850人95人11.1%
3 岩手県588人92人15.3%
4 宮城県1,174人159人13.5%
5 秋田県568人97人17.0%
6 山形県698人80人11.5%
7 福島県937人169人18.0%
8 茨城県1,091人197人18.06%
9 栃木県720人122人16.9%
10 群馬県906人187人20.64%
11 埼玉県2,413人555人23.0%
12 千葉県1,981人423人21.3%
13 東京都4,177人937人22.4%
14 神奈川県3,078人691人22.4%
15 新潟県1,021人176人17.2%
16 富山県527人104 人19.7%
17 石川県511人87人17.0%
18 福井県392人61人15.6%
19 山梨県273人52人19.0%
20 長野県1,148人239人20.8%
21 岐阜県828人168人20.2%
22 静岡県1,377人297人21.6%
23 愛知県2,401人568人23.6%
24 三重県825人128人15.5%
25 滋賀県576人104人18.0%
26 京都府1,280人256人20.8%
27 大阪府3,685人706人19.2%
28 兵庫県2,571人464人18.0%
29 奈良県623人111人17.8%
30 和歌山県529人71人13.4%
31 鳥取県409人70人17.1%
32 島根県485人75人15.4%
33 岡山県1,070人185人17.2%
34 広島県1,311人284人21.66%
35 山口県663人129人19.5%
36 徳島県533人82人15.3%
37 香川県416人82人19.7%
38 愛媛県726人145人20.0%
39 高知県530人77人14.5%
40 福岡県2,181人437人20.0%
41 佐賀県484人69人14.2%
42 長崎県816人133人16.2%
43 熊本県1,002人183人18.26%
44 大分県576人102人17.7%
45 宮崎県746人100人13.4%
46 鹿児島県1,130人174人15.4%
47 沖縄県754人94人12.4%
総 計54,406人10,328 人19.0%

これまでの試験の合格率

過去25回までの受験者総数は、3,001,312人。過去25回のトータルの合格者数は739,215人となっています。

赤字は過去1番目に少ない数字です。

実地時期受験者数合格者数合格率
第25回(令和4年度)54,406人10,328人19.0%
第24回(令和3年度)54,290人12,662人23.3%
第23回(令和2年度)46,415人8,200人17.7%
第22回(令和元年度)41,049人8,018人19.5%
第21回(平成30年度)49,332人4,990人10.1%
第20回(平成29年度)131,560人28,233人21.5 %
第19回(平成28年度)124,585人16,280人13.1 %
第18回(平成27年度)134,539人20,924人15.6 %
第17回(平成26年度)174,974人33,539人19.2 %
第16回(平成25年度)144,397人22,331 人15.5 %
第15回(平成24年度)146,586人27,905人19.0 %
第14回(平成23年度)145,529人22,332人15.3 %
第13回(平成22年度)139,959 人28,703人20.5 %
第12回(平成21年度)140,277人33,119人23.6 %
第11回(平成20年度)133,072人28,992人21.8 %
第10回(平成19年度)139,006人31,758人22.8 %
第9回(平成18年度)138,262人28,391人20.5 %
第8回(平成17年度)136,030人34,813人25.6 %
第7回(平成16年度)124,791人37,781人30.3 %
第6回(平成15年度)112,961人34,634人30.7 %
第5回(平成14年度)96,207人29,508人30.7 %
第4回(平成13年度)92,735人32,560人35.1 %
第3回(平成12年度)128,153人43,854人34.2 %
第2回(平成11年度)165,117人68,090人41.2 %
第1回(平成10年度)207,080人91,269人44.1 %

第25回(令和4年度)介護支援専門員実務研修受講試験の職種別合格率

もっとも構成比率の高い職種は介護福祉士の59.0%、次に看護師・准看護師の17.9%社会福祉士の7.9% となりました。介護福祉士の割合は昨年より1.7ポイントの減少で50%台になっています。看護師、准看護師の割合は微増、社会福祉士の割合も微増しています。

職     種合格者数構成比率
医師30人0.3%
歯科医師32人0.3%
薬剤師110人1.1%
保健師216人2.1%
助産師21人0.2%
看護師、准看護師1,849人17.9%
理学療法士594人5.8%
作業療法士285人2.8%
視能訓練士18人0.2%
義肢装具士5人0.0%
歯科衛生士122人1.2%
言語聴覚士46人0.4%
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師169人1.6%
柔道整復師159人1.5%
栄養士(管理栄養士を含む)133人1.3%
社会福祉士815人7.9%
介護福祉士6,096人59.0%
精神保健福祉士109人1.1%
相談援助業務従事者198人1.9%
合     計11,007人ー%

職種別合格者数合計は、複数の法定資格の取得者を含むため、合格者総数と一致しません。

総評(各年度)

増加傾向にあった合格者数が一転して減少傾向に(第25回令和4年度)

一昨年、昨年度といまだ新型コロナウイルス感染症の影響を避けられない状況下、感染症対策を徹底しながらでの試験となりました。

受験者数は一昨年度(46,415人)、昨年度(54,290人)から若干の増加、54,406人(116人増)になりました。

合格者数は、一昨年度(8,200人)、昨年度(12,662人)から今年度は10,328人となり、昨年度から2,334人の大幅減少となりました。第21回(平成30年度)以来、昨年度まで3年連続で増加していましたが、一転して減少に転じました。

合格率も昨年度の23.3%と高い水準から一転して19.0%となり、再び20%台を割る結果となりました。

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