【第24回・令和3年度】ケアマネ試験の合格率・合格ラインは？

2021年度(第24回・令和3年度)のケアマネ試験（介護支援専門員実務研修受講試験）が10月10日(日曜日）に行われました。

この記事では、「第24回ケアマネジャー試験」の合格率、受験者数、都道府県別の合格者数、職種別合格者数、合格基準点などについてまとめています。

第24回ケアマネ試験の受験者数・合格者数・合格率

令和3年10月10日（日）に行われた第24回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況です。

第24回ケアマネ試験の合格基準点

第24回介護支援専門員実務研修受講試験の合格ラインになる基準点です。

「介護支援分野」、「保健医療福祉サービス分野」の両方で基準点を上回る必要があります。

1. 「介護支援分野」で総得点25点に対し、得点14点以上
2. 「保健医療福祉サービス分野」で総得点35点に対し、得点25点以上

※全60問　1問1点です。
※毎年各分野ごとに正答率70％を基準として、その年の問題の難易度によって補正されます。

第24回ケアマネ試験の都道府県別の受験者数・合格者数・合格率

第24回介護支援専門員実務研修受講試験の都道府県別の受験者数・合格者数・合格率です。

都道府県別の合格者数は、１位が東京都の1,153人、２位が大阪府の807人、３位が神奈川県の758人となりました。もっとも少なかったのは山梨県の69人となりました。

合格率の１位は愛知県の30.0%、２位が埼玉県の27.7%、３位が東京都の27.67%と高水準の合格率となりました。もっとも少い合格率は佐賀県の16.1%となっています。

第24回ケアマネ試験の職種別の受験者数・合格者数・合格率

もっとも構成比率の高い職種は介護福祉士の60.7%、次に看護師・准看護師の16.8%、社会福祉士の7.4 % となりました。介護福祉士の割合は昨年より約0.48ポイントの増加で60%台になっています。看護師、准看護師の割合は微減、社会福祉士の割合は減少しています。

職種別合格者数合計は、複数の法定資格の取得者を含むため、合格者総数と一致しません。

第24回（ 令和3年度）ケアマネ試験の総評

引き続きコロナ禍で行なわれたケアマネ試験

昨年に続き新型コロナウイルス感染症の影響を避けられない状況下、感染症対策を徹底しながらでの試験となりました。

受験者数は一昨年度（41,049人）、昨年度（46,415人）に続きさらに増加、54,290人となり大幅増加（7,875人増）になりました。

合格者数も、一昨年度（8,018人）、昨年度（8,200人）から今年度は12,662人となり、4,462人の大幅増加となりました。合格者数が１万人を超えるのは、第20回(平成29年度)の28,233人以来4年ぶりです。

合格率も第20回(平成29年度)の21.5％以来４年ぶりに20％台を超え、23.3％と高い水準になりました。